鈴木スポーツ - ロシニョールスキー 2022年モデル製品インプレッション

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ロシニョールスキー　2022年モデルインプレッション

2021年1月に試乗した際、プロスタッフの方に、試乗した印象についてインタビューしました。

2021年1月試乗

ロシニョールスキー　デモ SUPER VIRAGE VI LTD （R22） 2022年モデル

ロシニョールスキー　デモ SUPER VIRAGE VI TECH （KONECT）　2022年モデル

ロシニョールスキー　デモ SUPER VIRAGE V (KONECT)　2022年モデル

ロシニョールスキー　HERO MASTER 2022年モデル

ディナスター SPEED OMEGLASS WC FIS SL (R22)　2022年モデル

ディナスター SPEED OMEGLASS MASTER SL（R22） 2022年モデル

ディナスター SPEED OMEGLASS MASTER SL （KONECT） 2022年モデル

ロシニョールスキー　デモ SUPER VIRAGE VI LTD （R22） 2022年モデル

昨年までのモデルに加えて、スキーの角付けをした時に、スキーが踏み込まれて『たわみ』が出る容量が、昨年よりも深くなりました。
簡単に言うと、スキーのたわみが出やすいということです。

スキーのたわみが出やすくなるということは、切り返し時でのスキーの走りが生まれやすい、ということになります。

ロシニョールの最近のスキーは、ターン前半にスキートップでとらえた時に、ターン中でスキーのたわみを一番深く出したい場所に向けて、スキーのトーションがしっかり粘りを出してくれて、思い描く場所でスキーのたわみが出せる、というのが大きな特徴です。

ターン前半のとらえから、トーションを上手く使って「たわむ」、これが「ラインコントロールテクノロジー」の性能を上手く引き出した結果だと思います。

今年のスーパービラージュ VI リミテッドは、昨年非常に高いパフォーマンスをしたモデルをさらにアップデートして、スキーのたわみが出やすい、そこまでのトーションもしっかり粘ってくれる、というところに大きな特徴があります。

また、R22プレートは、雪面をとらえた時の足元のスキーのグリップ感、ここで力を逃がさず、たわみを引き出すところを支えています

ロシニョールスキー　デモ SUPER VIRAGE VI TECH （KONECT）　2022年モデル

R22プレートは、強いグリップ感で力を逃がさず、たわみを引き出す特徴で、スキーヤーにも負担がかかります。
KONECTビンディングは、もう少しそのグリップ感をマイルドにし、ビンディングとスキーのパワー伝達に、少し遊びを持たせた中でも、正確な伝達をしてくれるところに特徴があるといえます。

スキーそのものの性能は非常に優れている、その中で、少し角付けをあまくしたスピード域で滑る場合でも、KONECTビンディングを活かして、トップからテールまでのたわみを引き出し、その力の伝達がスムースに行えるとことろが特徴です。

ロシニョールスキー　デモ SUPER VIRAGE V　2022年モデル

VI のサンドカラーを基準としたものではなくて、チョコミントみたいな少しブルーの色を織り交ぜてます。
見た目は可愛いですが、スキー自体の性能はとても優れていて、例えば、普段165cmを履いている私ですが、長さが159cmのスキーを履いても、前後のバランスが取りやすく、逆に、センターのポジションをキープしていれば、スキーのトップが、オートマチックにたわみを引き出してくれて、ターンを導いてくれます。

ポジションを安定しやすくなってきているので、どんな方にも安心して、ターンを描いていくことができます。

また、KONECTビンディングですので、軽さも生まれます。
スキーとプレート・ビンディングと、スキーの全体のバランスは、非常にマイルドですが、力の伝達はしっかりしてくれます。
可愛いデザインですが、優れた一台です。

ロシニョールスキー　HERO MASTER　2022年モデル

デザインがポップな感じなんですが、レーシングの導入という部分でも、非常にバランスが取れたスキーです。どのサイズも、トップの幅を115mmをサイズレンジとしてそろえています。

ハイスピードを出した時に、もちろん安定性に優れているんですけども、少し広めのトップということで、雪面をとらえる力が非常に優れてます。

この板も「ラインントロールテクノロジー」の特性である、スキーをたわました時に、センターからトップへ、センターからテールへと、力の伝達をスムースに、漏れなく行えるということで、スキーのバタつきが非常に少なく、スキーの波動が生まれないので、自分が描きたいターンサイズ、ラインをしっかり描いてくれる優れた機種になります。

ハイスピードでロングターン、もしくはＧＳのポールに入るとしても、安心して踏み込んでいけるスキーとなっています。

2021年1月試乗